大草原シリーズが米国図書館協会によって見直されるそうだ。黒人や先住民に対する偏見が見られるからだという。
それをいうなら、昔のサザエさんも、そうだ。夜道が暗いからホイッスルと杖を持たされて外出したサザエさんが「按摩さんだわ」というシーン。今じゃ視覚障害者を笑いものにしたと叩かれるだろう。
大草原シリーズは19世紀の話であり、開拓民がその頃の開拓民がインディアンをよく思うわけがない。
白人が作った西部劇の「駅馬車」「アパッチ砦」も敵は先住民族であり、皆殺し「めでたしめでたし」で終わっている。
その頃の開拓民がどんな気持ちで生きていたか、を知る上でも、とても良い参考になると思う。
赤毛のアンシリーズも、フランス系の貧しい人々をまぬけ呼ばわりしている。
今と昔では、人々の偏見や考え方が違うのだと思う。