雨は上がった。おばちゃんは綺麗な寝巻きで二階に現れ、「私は4時に目覚めたけど疲れて寝ているあなたを起こしちゃ気の毒だから、階段から降りなかった。」と優しさを見せてくれた。
(この不思議な言動には意味がある事を後で知る。)
ダンキンドーナツで朝食。制服姿が並んでいた。
スクラブの人もいるし、救急隊の格好の人もいる。
救急車でドーナツ買いに来ているのだ。日本じゃあり得ない。だいたい運転手はドアを開けっ放しだ。
チェスナットヒルモールへ寄ってユダヤ人音楽家の家へ。
ターキーサンドイッチをご馳走になり、3年前から動かないパソコンのメールをネットに繋ぐと、次から次へと5千通以上ダウンロード。
喜ぶかと思いきや、「全部消して」
ベーコンサンドイッチ作ろうか?と聞いてきたので
「ベーコン食べるの?」
と思わず聞いてしまった。
彼女はバツの悪そうな顔したあと
「ポークは駄目だけど、ベーコンはポークじゃないのよ。」
と自信たっぷりな理屈をこねた。
窓から見える、彼女の行った小学校。
お見送りしてもらいながら彼女の家を去る。トレーダージョーズでシリアルを買う。入り口にあるリサイクルボックスはしゃれている。
空港へSちゃんを迎えに行く。セントラルパーキングに行く方法がわからなかったので、タクシーの集まっている場所へ行って、運転手の黒人のお兄さんに尋ねると
「おーいフレンズ、道を教えてくれ。」
と叫んで仲間を集めてくれて、教えてもらう。その通り行くと、たやすく入れた。
夕食はiIHOPの55+メニューで低カロリーなものを食べる。
昨日電話を貸してくれたお兄さんがいたので、再びお礼を言う。
「友達と連絡が取れて良かったね。」
と言ってくれた。
民泊に戻ると、猫のバブルが出迎えてくれた。
飼い主の足を噛むのだそうだ。