昔住んでいたマンションの部屋の次に住んでいる人からメールが来た。
この方が言うには、郵便局から私宛の手紙が来ているがどうしようかと尋ねられたそうだ。
何せ30年も住んでいたため、いまだに手紙が紛れて来るのだ。
転送届けをネットで出そうとしたが、写真IDの認証がうまくいかず、この方にお願いすることになった。
ついでに隣人の消息をお尋ねしたところ、教えてくれた。
Kさんは死去、Oさんは健在、Mさんは夫婦とも亡くなり、長女も癌で逝去されたとの事。
この長女は中高と同じで、誕生日に来てくれた事もある。優しいお姉さんだった。
昔のマンションは長屋のように付き合っていた。子供同士遊んだし、親が留守の時は上がり込んでいた。
Mさんのお母さんとうちの母は1973年に韓国に行った事がある。
当時の海外旅行は大変な出来事で、家族総出で伊丹空港まで見送りに行き、飛び立つ水色のコリアンエアラインにいつまでも手を振っていた。
おばさんの服も、母が縫った。
あまりにも思い出がある、昭和のマンション。隣人たち。