Amazon prime 「ジャネット・ジャクソン 私の全て」を鑑賞。
ジャネット・ジャクソンは、マイケル・ジャクソンの妹で、世間では兄のおかげで有名になったと思われがちだが、アルバムの売り上げは1億枚を超え、才能も兄に負けていない。
今も第一線でコンサートツアーをして次々ヒットを飛ばすアーティストだ。
彼女の曲で有名になったものは、私でもよく知っている。
10人兄弟の貧しい街の貧しい家で末っ子として誕生。
2 LDKの小さな家に10人で暮らしていた。トイレは1つしかなかった。厳しい父に育てられ、兄たちはジャクソン・ファイブとして有名になった。兄弟はみんな音楽の才能があったが、マイケルだけ歌の才能が特別ずば抜けていたので、特に有名になったのだ。
ジャネットは幼い時から兄たちとステージに立ち、子役としてドラマにも出ていた。
兄たちが窮屈な実家から独立していなくなったら、父の教育熱はジャネット1人に向けられ、17歳で歌のデビューするも、自分の歌は歌えなかった。そこで家を出るため結婚と言う形をとる。
「コントロール」と言う自分の曲を発表し、大成功を収める。
大手コカコーラの広告の話がいよいよとなったときに、兄マイケルの性スキャンダル事件でキャンセルされ、足を引っ張られた。
さらに彼女自身もスキャンダルに見舞われた。2004年のスーパーボウルで服が半分脱げた事件だ。この時アメリカにいたので騒ぎを覚えている。ずいぶん叩かれていた。一緒に踊っていて服を脱がした白人男性歌手はお咎めなしで、ジャネットだけ叩かれ干された。理不尽さを感じたろうと思う。
強くて元気なジャネットは、50歳ではじめての子供を出産した。生まれてすぐ、イスラム教徒の夫を離婚している。人生で、自分をコントロールするうざい存在は、バッサリ切り捨てるのだ。
強い女性だなぁ。
いつも感謝して愚痴らず、被害者めいたことを言わない。
よくない人間関係はバッサリ切る。兄マイケルのように薬物にも溺れない。
教えられることの多い稀有なミュージシャンだ。
