空の鳥

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「シャイニー・ハッピー・ピープル:ダガー家の秘密」

「19 Kids and Counting」というリアリティ番組は、アメリカの南部アーカンソー州に住む19人の子供を持つクリスチャン夫婦の日常を描いたもの。しかし、番組は長男の妹へのセクハラ事件が発覚したために打ち切られた。

このファミリーはプロテスタントだが原理主義的なカルト教団に属しており、進化論を教える学校に通わず、ホームスクーリングを行っていた。カルトでは妻は夫に服従し、子供は親の言うことを聞かないと体罰を受ける。また、服装にも厳しい規定があり、女性はズボンを履いてはならないなどの制約がある。

この家族はテレビ、ラジオ、インターネットを禁じられており、災害や危険な状況に気付くまで近所の人に教えてもらうこともある。

現在、そのカルトのリーダーは辞めさせられ、家族の長男も服役中だ。最近のInstagramを見ると、ダガー家の女性たちはズボンを履いており、一部の家族はカルトから距離を置いているが、家族は仲良くやっているようだ。

アマプラのドキュメンタリー「シャイニー・ハッピー・ピープル:ダガー家の秘密」ではダガー家の描写が少し不快であり、保守的なクリスチャンに対して悪意を持った印象を受けた。しかし、個人的に知っている保守的なクリスチャンの家族の中にも夫が妻に暴力を振るって逮捕されて服役中のファミリーがいるという事実もある。

原理主義はどの宗教でも恐ろしい側面を持っており、その犠牲となるのは主に女性や子供たちだ。ただし、私が知っている保守的なクリスチャンの家族の大部分は親切で良心的な人々。彼らはホームスクーリングを行い、聖書を信じ、教会に通い、酒を飲まず、純潔を尊重する。

このような家族の存在を通じて、超保守的なクリスチャンの家族全体を否定することはできない。しかし、一部の過激な原理主義やカルト的な教えが、家族内の暴力や虐待といった問題を引き起こすこともあるのが現実だ。

重要なのは、信仰や宗教を持つ人々が互いを尊重し、平等な関係を築くこと。家族や社会の安全と幸福を守るためには、過激な教義や虐待的な行動に対して厳格な対応が必要だ。