空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「母は殺人者になった -終末カルトが生んだ家族の悲劇-」

Netflixのドキュメンタリー。去年の9月に起こった最近の出来事。

ロリーという熱心すぎるモルモン教徒の母。

美しくて美人コンテストにも出たことがある。3度目の夫と3人の子供と暮らす、誰からも幸せそうに見えたファミリー。

ところが、自分ほど信仰が熱心ではない夫に不満が出てくる中、ある作家チャドと知り合う。

長男コービーは、普通のプロテスタントの教会の信者と結婚。激昂したが無駄だった。

チャドは過激な終末論を唱え、モルモンから破門されるほど、のめり込み、他人の信仰度を数字で表し、低い人は殺すべきだという過激な意見を持っていた。

そして、事件は起こる。

まずロリーの夫がロリーの弟アレックスによって殺された。次にチャドの妻も急死。ロリーの妹と弟が行方不明になる。アレックスが急死。

行方不明の子供達の捜査のため2万ドルの懸賞金がかけられ、全国ニュースになる中、ロリーとチャドはハワイで結婚式を挙げる。

コービーにとって母の結婚は寝耳に水だった。

 

警察のハイテクな調査で、携帯の位置情報の履歴によって、庭から子供達の遺体が発見された。

ロリーとチャドは逮捕され、検察は死刑を求刑する見込みだという。

 

可哀想なのは、ひとり残された息子のコービー。テレビ局の求めに応じて、リアリティー番組並みのインタビューにも答えている。牢屋に入る母親と電話をして、その会話も全部放映されている。

どれほどお金を包まれたらか知らないが、これほど大きい家族の問題を何時間にもわたって語ると言うのはメンタルによくないのではないかと思っていたが、やはり、奥さんとは別居。その奥さんに性的暴行を働いたと言うことで起訴されたそうだ。

昨日の番組でもそうだが、テレビ局の視聴率を上げるため、かなりヤラセなことをしているように感じる。

この事件では家族の関係者5人亡くなっている。こんなにさらけていいのかな。日本じゃありえない。