空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

図書館へ行く。

メッドフォード高校の図書館へ。ここには日本語の本がたくさんある。村上春樹遠藤周作、あとアメリカの文化論の本を5冊借りる。
大家から話があると電話があり、帰ってから会いに。彼は昨日コンサートでマーゴに会い、何でも私がレントを払わないのならピアノを触るなと言い渡したので、気の毒な彼女の先生はレッスンの時ピアノが使えなくなったそうな。大家は「もうピアノのレントを払わなくていい。」と言ってくれた。やったー。
そして私はルームメートに意地悪をするビッチの代表として、昨日ロンジー音楽院のコンサートに来た人々に一人残らず知れ渡ったであろう。
ルームメートのジェシカが出て行くという。うちから数ブロック離れたオールストンだ。何でも1週間前に彼女の親友のルームメート夫妻に赤ちゃんが生まれる事がわかり、ファミリーとは暮らせないと判断したらしい。また新しいルームメートを捜さないといけない。
午後からブルックライン図書館で借りた「ラスト・サムライ」を観る。皆がよく出来た映画で、おかしいところがない映画だというから期待してみたが、やっぱりものすごい変な日本だった。まずなんでサムライが野良仕事をするのか。国会議員の妹が、なぜ女中使わず自分で家事全部こなしてるのか。なんでアヒルが畑を走り回っているのか。中国やないっちゅうねん!とむかつく。それと日本髪は夜寝るときほどいたりしない。箱枕でつぶれないようにして寝ていたはずだ。なんでサムライの妻が庭に滝があって浴衣のまま沐浴するのだ。修行僧の水垢離じゃあるまいし。何で茶の湯を廊下で立てるのだ!数えると切りがない。あれだけ金をかけて映画を作っておきながら、誰も間違いに気づかないのか。それと明治9年の横浜の人々はサムライが通りかかったら「キャーサムライ!」といって散り散りに逃げたのだろうか。どうも腑に落ちない。時代考証という人々を雇って欲しかった。ま、どうせアメリカ人が考える日本なんて中国とごっちゃで、美術全集とか横浜明治写真集とかを合わせてイメージして作ったんだろう。