空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

クーリッジコーナーの銀行へ3回行く。

クーリッジコーナの銀行の前で並ぶ。開店と同時に入り、残高を調べてもらう。マイナス5000ドルになっている。このまま行くと、引き落としのたびに、たとえ1セントの額でも33ドルのオーバードローフィーがかかってしまう。それにしても、この銀行に定期貯金があるならともかく、なぜそんな金額が引き落とされるのかわからない。
銀行員の白人女性は「わたしにはどうすることもできないから、オンラインバンキング無料ダイヤルに自分で電話しなさい」そしてさらに「私がかけても良いけど待たされるし、他のお客も待ってるから」と言う。
信じられない。
とりあえず帰宅し、言われた通りに電話。案の定30分たっても音楽が流れっぱなしで担当者と話せない。「そうだ、携帯の会社に電話しよう」と思い立ち、電話。
「引き落とされた証明を銀行からファックスしてもらえたら、すぐ全額をお返しします」と言われた。もう一度オンラインバンキングに電話。やっと担当者とつながり、ファックスしてもらえないか、と頼む。すると
「当銀行では、お客様のいかなる情報も、ファックスしないことになっております。書類を郵送しますのでサインして送り返して下さい。」と言うではないか。そんなことしてたら、1週間そのままになってしまう。
途方にくれていると、ジョンから電話。「日本人のいる支店に行きなさい」という。ネットで調べると、なんとさっきの銀行に日本人がいるらしいことがわかる。
再び銀行へ。受付で尋ねると、奥のオフィスから日本人の女性行員が出て来た。事情を説明すると、間違って引き落とされた証明のコピーとすぐとってくれた。そして念のために隣の電話会社の支店へ。「うちでもどうする事も出来ないけど、銀行の証明をここからファックスします」と言われたので、家に戻って送り状(カバー)を作って戻ってくる。でも銀行から送った方が確実だと思ったので、電話会社に戻って事情を説明。「グッドラック」とおじさんに言われて、また銀行へ。日本人の人が送り状と一緒に証明を携帯の会社へファックスしてくれた。さすがに日本人の行員はとても手際が良い。
皆にお礼を言って、ポータースクエアへ。日本食料品店でピアノ教室の広告を貼っていると、ジョンから心配の電話。
なんと自宅に戻っているという。具合でも悪いのかと心配したが、故障して動かなくなったボルボを引き取ってもらうために戻ったらしい。彼の家はポータースクエアの駅前にあるので、会いに来てくれ、すぐ前のレストランでお昼を御馳走してくれる。ジョンは心配のあまりぐったり疲れていたが、引き続きお祈りしているからね、といって会社へ戻った。
夕方銀行の残高を確認したら、電話会社から間違えて振り込んだ金額が全額振り込まれていた。ほっと胸をなでおろす。一日大騒動だったが、いろんな事が学べて良かった。バンク・オブ・アメリカの普通預金(チェッキング・アカウント)のマイナスには限度額がなく、雪だるま式の借金になるのだという事も知った。こわい銀行だ。