空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

SAYURI

アーサーゴールドンという作家の処女作、「サユリ」を読んだ事がある。アメリカ人の男性が書いたとは思えないくらい日本の文化や女の心理を描いた、良く出来た作品だった。ブロックバスターのレンタルDVDで送られて来た「SAYURI」を観る。
思ったより原作に忠実で、良く出来たいい映画だった。どの役者達の演技も素晴らしい。中でも桃井かおりさん、置屋の怖いお母さんがはまり役だった。主人公の中国人女優チャン・ツィイーもなかなか素晴らしかった。映画の画像もきれいだ。京都の花街の様子も良く再現出来ている。
ただ、舞妓と芸妓のヘアスタイルを正しいのにしてほしかった。あれじゃ演歌歌手だ。スピルバーグロスアンジェルスの日本ビデオレンタル店へ行って、紅白歌合戦のビデオを借りて来て研究したに違いない。あと着物の着方もひどすぎる。誰か日本人に感想を聞かなかったのだろうか。
ところで、女性公論の対談によると、桃井さんはこの映画の撮影の後、ロスが気に入って住んでいるらしい。彼女なら似合いそうだ。

SAYURI [DVD]

SAYURI [DVD]

今日は小雨で肌寒かったが、5歳児とかけっこをしたので暑くなり、良い運動になった。