最高気温３１度の猛暑であった。
巨人の星の特訓をするため、炎天下のグラウンドへ。こんなところで誰も子どもは遊んでいない。当然である。日陰でキャッチボールをしている賢い黒人少年たちがいた。あまりの暑さに、Kちゃんも私も帽子もかぶっていなかったので早々グロッキーしてしまい、エビアンを一緒に飲む。そして、さっさと切り上げて、池で石投げをして家に戻る。隣に釣り人がいたが、迷惑だったろうと思う。だって、あれだけ石を投げ込んだら、魚はみんな逃げるだろう。実際その人は水草の藻を釣っていた。次にKちゃんはどんぐりを大量に拾い始めた。これは彼が大切に育てているトマトをリスから守るためのものなんだそうだ。トマトの前にドングリを置くと、リスはそちらに目をやって、トマトなんかに目もくれないだろう、という考えだ。「グッドアイディアね」とほめる。
家に帰って、さっそくKちゃんはドングリをトマトの鉢の近くに並べる。あんまり沢山並べるので「張り紙しておかないと、人が滑って転ぶよ」と忠告。果たしてリスはトマトをあきらめてドングリを食べてくれるだろうか。
