空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

アメリカの学校

ホームステイ先には小学生(といっても8年生なので日本で言う中学2年生)高校生大学生の3人の子供がいた。日本のように633制ではなく、小学校が8年あり、その後は4年間ハイスクールになるようだった。
親は勉強を見てやってる訳ではなく、「宿題した?」というだけである。子供はテストがあったら点数だけ報告ししていた。
本の学校ではない、驚いた事が2つ。
小学校の課題で「貧しい人々に寄付する食べ物を持ってくる」と言うのがあり、10種類以上の缶詰や箱詰めの加工食品を家の食器棚から学校に持って行った。クラスでコンクールが開かれるようで、寄付する食べ物を競うのである。豪華な生徒のほど優勝するだろうし、家がフードスタンプで生活するような貧しい生徒だったら持って来れないだろうから、日本だったら問題になるだろうなと思う。
次に、映画やドラマでよく見る学校のダンスパーティーだ。大人になるための勉強である。付き合ってる男の子が女の子を誘うと、ブートニア(男の子のジャケットの胸にさす花)とコサージュ(女の子の手首に飾る花)をそれぞれの相手の親が用意しないといけない。その辺に出来合いや造花が売っているのかと思えばそうでなく、花屋でちゃんと注文してお揃いのリボンや飾りを作らせるのだ。この習慣は昔からアメリカにあるようである。日本の高校ではインターナショナルスクールでダンスパーティーをやっているようだ。日本の社会の中では社交ダンスを習っている人以外そういう場所に行く事はあまりないが、欧米では招待されることがある。ホームステイ先の16歳の女の子は初めてハイヒールを履いてドレスを着てダンスパーティーに行くため、ハイヒールで歩く練習を廊下でしていた。デートも初めてなのでその日が来るまでドキドキワクワク大騒ぎだった。こちらもそれが伝わってきて楽しかった。