多くの貧しい国で、15歳以下の少女が結婚させられている。
文化的背景と貧困が主な原因である。
少女は学校に行けなくなり、親から離される。
身体も十分大人に成長していないので、出産はリスクを伴う。
女性の価値が低すぎるのが、一番の原因だ。男に依存しないと生きて行けない。
世界では、7億人以上の女性が18歳未満で結婚しており、そのうち3人にひとり以上(約2億5,000万人)が15歳未満で結婚している。
児童婚の程度は国によって大きく異なるが、児童婚を経験した女性と女の子の42%が南アジア、26%が東アジアと太平洋地域、17%がアフリカで暮らしている。
児童婚は全体的には減ってきてはいるが、その減少の速度は緩やか。特にアフリカでは急激な人口増加にその減少率が追い付かず、児童婚を経験する子どもの数は2050年までに現在の1億2,500万人から3億1,000万人に増加する見込み。
児童婚は、貧困家庭、そして都市部よりも地方で、特に多い傾向。(ユニセフの主要データより。)
日本の昔も、前田利家の妻は12歳で最初の子供を産んだと記録がある。
元治元年生まれの曽祖母も14歳で結婚させられたが、婚家を飛び出して大阪へ逃げた。再婚して祖母を産んだ時は36歳だった。
友達のインド人のお母さんは10歳で結婚したと言っていた。すぐ男の子を産んだが死んでしまい、彼女を産んだ時は20歳だった。18歳以下で出産した時の乳児死亡率は高いそうだ。