それでも面白い映画だったので、kindleにダウンロードして書籍も読んだ。映画はかなり現実に近いエピソードを表現していたが、やはり文豪井上靖の話は、断然ぐっと面白かった。昭和40年代頃の、しかも女中や運転手もいる豊かな家ですら、認知症の介護は大変だったようだ。おばあちゃんは消しゴムで最近の記憶から遡って消して行って幼女のようになった。亡き夫は真っ先に記憶から消され、4人の子供も隣にアメリカから帰国してきた弟すら、弟だとわからない。
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