テレビでお馴染みのパックンことパトリック・ハーランの自伝的な著書を読む。
両親の離婚により、貧困家庭で育った彼。新聞配達を頑張って家計を助け、高校を優秀な成績で卒業。ハーバード大学に入った。
彼は貧困には2種類あると言う。
絶対的貧困の場合は、国が貧しく、周りもみんな貧しい場合。相対的貧困は、周りはみんな豊かなのに、自分だけ貧しい場合。こちらの方が子供にとっては辛い。
パックンの周りは豊かなアメリカ人で、食べるものも文房具を買うお金もない人などいなかった。それでも僻まずくじけず頑張れたのは、考えがポジティブだった事、お母さんが上手に励ましたからだと思う。
彼は地域のコミュニティーにいる多くのお母さんたちに感謝している。
成績の良かった彼に、作文でCをつけた先生にすら。
彼の生い立ちを見ていると、小学校を中退して丁稚になった私の祖父を思い出す。