伯母のショートステイ先に急遽部屋が空いたため、マンションから移り住むことになった。今回は、衣類を引き出しごとスーツケースに詰めて持っていった。
ご近所の方が朝から私を迎えに行こうと駐車場に出て行った伯母を、なんと3度も家まで連れ戻してくれたそうだ。
車に乗るまでに2回忘れ物を取りに戻り、施設に着いてからも忘れ物があったので、買いに走った。
伯母の部屋は角部屋で、山が綺麗に見える。静かで落ち着く。
伯母に「次はdollyちゃんがきっと迎えに来てね」と言われ、答えに詰まってしまう。迎えに来る事は無いのだ。
帰りの高速道路から、今は誰も住んでいない伯母のマンションを見て、寂しさがこみ上げてきた。
しかし、少なくとももう徘徊の危険性はないし、何かあったときにすぐに駆けつける必要もなくなり、ほっとしている。
