黒人教会の礼拝へ。誰かアンティークながオルガンを寄付したらしく、弾いてみて欲しいと頼まれて弾いてみたが、童謡の歌詞の「ドとレとミの音が出ない」の、まさしくそれであった。寄付するんだったら修理してからしてほしい。
礼拝には白人が5人も来る。車いすで来た人も。この教会は白人の住む古い街に１５０年以上前から建っているので、地域の人はここが去年黒人によって買われたってことを知らないのだと思う。
終わってすぐ日本語教会のフリーフリーマーケットへ。これはボストンに来たばかりの人々に日用品を貰って帰ってもらいましょうという企画だ。T子さんが宣伝文を書き、私がボストンの日本人の交流掲示板に載せた。なんとそれを見て沢山の方々が来て下さり、バーベキューパーティで話をした。嬉しかった。
パーティで聞いた話によると去年の今頃キャットシッターをしたオス猫がなんとゆうべネズミを始めて捕まえたと言う。彼は箱入り猫で家から出た事がなかったのに、ネズミを捕まえる事が出来たのだ。ネズミを見た瞬間、野性に目覚めたのだ。
４時からまた黒人教会に戻り、女性の集いに参加する。皆お揃いで白のドレスに赤のスカーフであった。わたしも激安ショップで調達して同じ格好をする。他の黒人教会からも多数参加があり、満員だった。驚いた事に近所の白人の女性が洗礼を受けたいと申し出たのだ。彼女で２人目だ。白人と黒人とで教会の礼拝のやり方が本当に違う。うちの教会は伝統的な黒人霊歌を多く歌い、新しいやり方を嫌う。でも先生の説教はイエス様の事をわかりやすく説明してくれていて、とてもいいのだ。白人でもきっと毎週来ていて感銘を受けたのだ。素晴らしい事だと思う。もっといろんな人種が来たらいいのにと思う。
