空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

究極のじっとしてない子

代講するため音楽学校へ行く。
最初に兄妹が来て、お兄ちゃんは難しい中学生くらいの年頃でため息ばかりついて、やりにくかった。親も大変だろう。
その次に来たJという子は、究極の多動児だった。彼の辞書に「落ち着く」という言葉は無い。2年生で人なつっこく、ひとりで弾きたい曲を順番に弾いて、頼みもしてないのに発表会の曲を弾いてくれた。自作の「バニーちゃん」も弾いてくれ、バージョン2を一緒に考えて作った。指人形のバニーちゃんも持って来てみせてくれた。テキストは全然練習してないそうだ。自信たっぷりに「してない」といってくれた。金髪に短く刈った毛に下の部分だけ切らずに残して長くしている。ものすごくユニークな子だった。本棚からごそごそ楽譜を出して来て(私ですらそんな事出来ない)「パイレーツオブカリビアンのテーマ、先生弾いてみて」と言う。完全に彼のペースでレッスンは進められた。学校の先生もさぞかし大変だろう。どうやってこんな子を黙らせて授業するのだろう。