空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ベビーシッターのようなピアノ教室

代講のため音楽学校へ。
冷めた兄妹は少し私に打ち解けてくれるようになった。だが、楽しそうでないので、兄に「ピアノ好き?」と聞いたら、以外にも好きだとか。驚きだ。パッヘルベルのカノンを宿題に出したら嬉しそうだった。
かわいいインド人の女の子を教え、その後に来たのが多動児のショーンだ。彼は今日もウサギの指人形を持って来た。仕方なく、これを使わせてもらう事に。「え、ウサギさんなんだって?発表会の曲が聞きたいって?」と言って、ピアノの前に座らせて弾かせる。じっとしてないため、楽譜は文盲である。「先生お願いだよう。ハリーポッターのテーマソングの弾き方教えてよう。」というので、教える。彼のピアノの弾き方は「猿真似」と「丸暗記」である。この30分間は全くベビーシッターをしているかのようだった。彼は音楽だけは大好き。色んな曲を良く知っている。ハリーポッターの映画は何度も見ているし、本も全部読んだそうだ。あんな落ち着きの無い子が、どうして本を読んだのかわからない。本が読めるのだから、楽譜も読めるようになると思う。1年以上習っているのだから。
巻き毛の小さい男の子ジョーイが次ぎに来る。発表会の難しい曲をすっかり上手に弾けている。新しいテキストを与えたら嬉しくてたまらない様子で、ママに説明していた。最後に中国人のキャサリンが来る。この子は2週間でインド人の女の子同様私によくなついてくれた。発表会の曲、両手で弾けるようになった。うれしそうである。
代講のおかげで発表会が楽しみになって来た。100人も出る5時間もの発表会、どんな騒然としているだろう。楽しみなような恐ろしいような気がする。