音楽学校での代講をする。
初心者のソフィーという白人の女の子（８）にMusic Treeという教材で教える。これは画期的な教材で、バスティンやアルフレッドと全然違って、ものすごく丁寧に進められている。日本人には簡単すぎると思うが、親が非協力的なアメリカ人にはいいかも。練習しなくても見たら弾けるようになっているのだ。あと譜読みをさせるために間と線の関係を何ページにも渡って教え込ませようとしている。２人の女の子は全く愚鈍ではないか、と思われるくらい、理解力がなく、この子達を一人前に弾かせるのは先生の腕の見せ所だ。インド人の男の子は、明後日の発表会に向けてエリーゼのためにを数ヶ月前から練習しているが、つなぎ目の部分の回数が譜面より２、３回多い。一応注意したが、明後日なのに治しようもない。韓国人の女の子がビートルズの本を持って来た。順番に弾いてあげる。生まれて初めてイエスタデイを聞いたそうだ。
