空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「吉良上野介を弁護する」岳 真也著

昨日図書館で15冊借りて来た。その中の一冊。
忠臣蔵と言えば江戸時代に実際に起きた事件で、日本中が騒然となり芝居や歌舞伎や浄瑠璃になった話だ。
悪者はモラハラで意地悪な吉良上野介で、可哀想なのは松の廊下でプライドを傷つけられて狼藉をはたらいたため切腹になったのは繊細な浅野内匠頭、ということになっている。
でもこの著者によると、吉良上野介は領民から尊敬された名君で、立派なお殿様だったらしい。それに引き換え浅野内匠頭はキレやすいどうしようもない性分で、切腹になった時領民は餅をついてお祝いしたと言う言い伝えもあるそうだ。
本当に気の毒なのは吉良さんだ。何も悪い事していないのに後世まで悪者になってしまった。
今も昔もマスコミによって事件簿は面白おかしく作り替えられるのである。真相はどうなのだろう?