1990年代のアメリカを代表する、演劇作品。
舞台は1980年代のニューヨーク。
ユダヤ人で権力を持っている悪徳弁護士アルパチーノ演ずるロイがエイズで死にかけている。
目をかけている若い白人の弁護士ジョー(パトリックウィルソン)は自分が同性愛かもしれない事を否定したいモルモン教徒。
偶然職場の男子トイレで知り合ったルイスとジョーは付き合いだすが、知らせを受けてユタからメリル・ストリープ演じるママがニューヨークに駆けつける。
ジョーは浜辺であの下着を脱ぎ捨てる。
限りなくSFに近いドラマ。名優ばかりで、セットにすごいお金のかかった、とてつもなく長く、重い、超大作。
エマ・トンプソンが天使の役、女医、ホームレスの役で出てくる。
メリル・ストリープがヒゲもじゃのラビ、モルモンのママ、ロイに死刑にされたエセルの幽霊役で、出ている。
いきなり素裸でびっくりするシーンもある。
同性愛、宗教、人間性について描かれた、非常に奥の深い濃い内容で、原作者トニー・クシュナーはピューリッツァー賞始め数々の賞をとっている。