空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ボストンへ戻る、へとへと。

9時半に関空へ。なんとフライトは1時だという。その上受付カウンターで「滞在が長いので入国審査官に時間かけて色々聞かれると思います」と言われた。
心配なのと乱気流だったのとで眠れず、機内放送の映画は故障。吉本ばななの[TUGUMI」を読む。
デトロイトの入国審査で、あれほどドキドキさせられたにもかかわらずあっさりスタンプをおしてくれ、指紋と写真を撮られる。ほっとしたのかボストンまでの残りのフライトは「爆睡」。
空港に出迎えに来ると約束していたジョンは来ず、リムジン車にはタクシーほどぼられた。(空港前の係員からもタクシーにした方が良いのではと言われたので、それにしたがうべきだった。)でも家の前についたら嬉しくて涙が出そうであった。実家も快適であったが、いろいろあっても自分の城である。(主になれないのが残念)ハギワラ君が家にいて、荷物を運ぶのを手伝ってくれた。
アカデミー賞の授賞式で、リース・ウィザースプーンが言ってた「私の祖母は女性は強くて誇りを持って生きるようにいつも言ってた。私もそうやって生きたい」と言っていた。
私の祖母だって強くて誇りの高い人だった。でも人に対する偏見はなく、戦争前から被差別部落の人々でも平等につきあったため、戦時中食料の無いときはお肉を分けてもらったと言う。
あと週末新幹線で読んだ「トラップ一家物語」の中で、マリアがアメリカに移民したとき、多くのアメリカ移民の中に、昔の栄光から脱出出来ずに貧しい暮らしをしている元貴族や教授が居たと言う。でもどんなことでもやってのけないと成功出来ないと彼女は言う。彼女も貴族の夫人だったのに、アメリカに亡命して来た時はビザの事、お金休むところの事で苦労したという。
苦労を惜しまないで成功は出来ないということだ。強くならないといけない。