空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

日本人とアメリカ人のピアノの生徒の違い

私は家で日本人の女の子2人にピアノを教えている。彼女たちは7歳と4歳だが、よく練習して来て、上達も早い。典型的な日本の良いピアノの生徒だ。勤勉でまじめ。先生の教えに従う。言われた事を守る。
昨日と一昨日、音楽学校で19人のアメリカ人にピアノを教えた。渡米して7年目になるが、これほどカルチャーショックを体験した事はない。特に、別の先生から移って来た生徒がすごい。彼らは弾きたい曲を弾いて来る。先生はアドバイスするだけ。30分のレッスンの間、ずっと仕切っていた小1の男の子もいた。先生は見ているだけ。無論人種や個性もある。だが、あまりにやりたいようにやるから、驚きだ。だが、初心者の生徒は、多分日本人の私の色に少しは染められるかもしれない。
ある保護者から「あなたはアメリカ風に教えるのですか,それとも日本風に教えるのですか?」と尋ねられ、教え方はアメリカ風だが、テクニックは日本風に教えるつもりだ、と答えた。
アメリカ風、ピアノ教授法というのは、私がバークリーやオレゴンの先生から受けたやり方だ。熱心で、励まし続け、ほめて、その人に合った教材を用意するのだ。
ドイツ人の先生はこわい。ナイン(ちゃう)とニヒト(あかん)の連発だった。日本人の偉い先生もそう言った傾向がある。だが、ここでは通用しないから、がんばってアメリカ風にやるしかない。