映画になっている「武士の家計簿」を読む。
年収の2倍という借金をしながら会計係をしていたお侍が、家計簿を付けて財政を立て直す古文書による記録。
家族の手紙や日記もあり、心温まる内容だ。借金の目録表の中に曾祖父の名字を発見。「あれ?」と驚く。
同じ名前もあるかもしれないと思って、市立図書館で古文書の名簿をネットで調べたらこの名字の人をひとり発見。80ページくまなく捜したが他に同じ名字はいない。再びびっくりして、階下の母に知らせに行く。
それにしても同僚に年利18%で金を貸すとは、曾々おじいちゃんはせこいではないか。あんまりだ。ま、こちらも同じように貧乏をして助け合っていたのだろう。
でもこの映画の主人公は努力して頑張り、スパルタで育てた子孫は明治になって偉くなって金持ちになった。曾祖父の子孫の私はせこいのだけを受け継いだ。
- 作者: 磯田道史
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04/10
- メディア: 新書
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