空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

映画「母のおもかげ」(1959)

古い映画を鑑賞。1959年製作。淡島千景主演。
昭和30年代の東京の下町の様子がよくわかる。
人々はせっせと働き勤勉で貧しい。
ストーリーは子連れ同士の見合い結婚。

連れ子同士が喧嘩するが、妻は夫の子供が自分の娘に噛みついているのに止めに入らない。思わず「それはないで」と思ってしまった。近所の人々が止めに入って怪我をした女の子を病院に連れて行く。昔の日本の近所の人々は親切でお節介だ。仕事から帰った夫は自分の息子の傷ついた気持ちを察してか彼を叱らない。「その子将来グレるで」と思ってしまった。
なさぬ仲の親の気遣いだろうけど、昔の日本の女は家庭内でドメスティックバイオレンスに耐えるのが美しいとされてきたのだろうか?
多分私が淡島千景だったら「やめなさい。何するの?」と、継子をどつきまわしていたろう。
私が継母になったら大変だろうなぁ。