大学時代の友人のママRBさんがスイスから来日しているので上六まで会いに行く。宝塚からIYさんも来た。
シェラトン都ホテルのロビーで待ち合わせ、近くのリングワ・ワールド・カフェへ。ここが唯一のノンスモーキングかつベジタリアンメニューのある店だったのだ。
彼女はドイツ語添乗員付きのツアーで17日間かけて日本を回ってきた。今日の大阪が最終日。
毎日過密スケジュールで、覚え切れないほどの城、寺、神社、観光名所を連れまわされたそうだ。日光、東京、鎌倉、箱根、長野、高山、白川郷、京都、奈良、広島、長崎、高野山、四国に行った模様だ。
もうごっちゃになってるようだった。
彼女は言った。「インサイドの大仏（東大寺）とアウトサイドの大仏（鎌倉）を見た。白いお城(姫路城)に登って足が痛くなった。黒い城(松本城)にも行った。蕎麦打ち体験もして、大きなお寺(善光寺)にも行った。四国にも行った。瀬戸内海のかぼちゃのオブジェのある島にも渡った。広島にも行った。禎子と千羽鶴のドイツ語訳を11歳の時読んで深く感動したので、広島原爆記念館は悲しくてたまらなかった。京都でマイコに会った。え？マイコを知ってる？２つダンスを見せてくれた。箱根にも行ったけど、あの山(富士山)は見られへんかった。」
何という盛りだくさんで過酷なツアーだ。私も行ったことのないところばかり。
家族の近況も話してくれた。
夫は72歳で心臓を悪くしたがすっかり良くなってテニスしている。息子は音楽では食べていけないので、高校で数学と物理を非常勤講師で教えて、フルタイムにするために大学で資格を取るクラスに行っている。
息子の外国人嫁は孫達を週３回連れて来て、子守を頼む。働いた方が気がまぎれるし収入になるのに。
また92歳で山の上で一人暮らしをしている母親(ハイジのおじいさんみたい)を週に一度会いに行くそうだが、モノ忘れが多くなっているのに自分でなんでもやりたがり、掃除人以外家には入れたがらない、家で転けて大腿骨を折って大変だったけどリカバリーして杖で歩いてる。
夫の母は104歳で一昨年亡くなり、最後の3年は認知症で大変だった。私はこのお姑さんが99歳の時会った事があるがまだしっかりされていて英語も話していた。「長い人生やった。」とため息をつく彼女。
介護に孫のお守り、女の人生万国共通やな。
