オクラホマ州Adaで実際に起きた冤罪についてのドキュメンタリー。 1980年代に2人の女性が殺された。検察はそれぞれ2人の人を有罪に持ち込み、 1人は死刑、 3人は終身刑の判決が降りた。ところが最初の事件ではDNA検査の結果、犯人のうち２人が冤罪となり、釈放された。そのうちの一人は死刑まで５日の予定だった。残りの1人のケースも、警察に無理矢理自白させられ、無罪を主張している。
アメリカ南部の小さな街。腐敗した警察。貧富の差。犯人に仕立て上げられた人々は貧しいトレーラーハウスに住んでいる。検察官は裕福な屋敷に住んでいる。警察と麻薬取引とは癒着があり、犯人は逮捕したくない理由があるようだ。
南部出身のジョングリシャムがノンフィクション「無実」を書いた。このシリーズでは何度か登場している。本を出版して訴えられたそうだ。無理もないと思う。勇気のある人だな。
死刑、と言うのは冤罪の可能性がある以上、すべきでないと思う。
