数日前、白人の黒人に対する偏見について少し書いたが、今日は黒人が受けた差別を目の当たりにした体験について。
2004年8月に、バークリーの寮でルームメイトだった黒人女性がボストンのうちの家に泊まりに来た。
数日泊まったのだが、その間私たちはマンチェスターのビーチに行ったり、彼女が借りている倉庫に行ったり、教会に行ったりして楽しく過ごした。
ある時彼女がボストン・グローブ紙を見て、面白い映画が上映されているから見に行こう、と言った。
その映画館は少し郊外にあった。ボストンも少し郊外になると白人ばかりの街になる。
映画館でチケットを買おうとしたら、白人の太ったおばさんが、「今日は映画はやっていないのよ。」と彼女に言った。
だったらなぜ切符売り場に座っている。明らかな嘘で、人種差別である。私の友人は「行きましょ。」とさっさと諦めて出てきたが、私は怒り心頭だった。
どうやら黒人の彼女は、そういうのに慣れているようだった。
彼女はミュージカルの女優で、ハリウッドの映画にも脇役で出ていた。
今まで何度も大変な目にあって来てるんだろうな、