ウディアレン監督・脚本の映画。
舞台は1930年代のハリウッド。
ニューヨークからおじさんを頼ってユダヤ人の若者がやって来る。
若者のおじさんは映画のプロデューサー、父親は宝石職人、兄はギャングである。
この映画で最もシニカルで印象に残ったのは、兄が死刑になる前クリスチャンになる場面だ。
面会に来た弟が「ユダヤ人墓地に埋葬されたくないの?」と尋ねる。「ユダヤ人にはあの世がないからね。」と答える兄。
その話を聞いた母は「殺人を犯しただけでなく、クリスチャンになるなんて、もっと悪い。」と嘆く。「ユダヤ人にはあの世がないから残念ね。有れば信者がもっと増えるのに。」