アメリカ合衆国最高裁判所の判事。1933年生まれの87歳。
貧しいユダヤ人の移民の家庭に生まれ、コーネル大学で知り合った人と卒業と同時に結婚。すぐ長女が生まれたが、夫婦でハーバード大学のロースクールに入学し、猛烈に勉強する。ところが夫が癌にかかり、看病、育児、自分の授業、夫の授業の手伝いで睡眠時間が2時間の日が続く。
夫の病気は生存率5%だったにもかかわらず、奇跡的に治癒。ニューヨークに就職したので、ルースもコロンビア大学に転校し、卒業。ところがその時代はニューヨークの法律事務所は女性を採用してくれなかった。
ちょうどその頃アメリカは大きな社会の変化が起こって、彼女は人のために役に立ちたいと思うようになり、男女の不平等な法律を改正すべく、いろんな裁判で戦うようになる。
業績を上げて、最終的に今から27年前、クリントン大統領から任命を受けて、最高裁判所の判事になった。
彼女の立派なところは、親からいくら腹を立てても感情にながされてはいけませんと言われたことを守っていることだ。シャイで軽口を叩かず、あまり自己主張せず、それなのに裁判では核心をついたことをびしっと言う。
それがかっこよいと、高齢なのにファッションアイコンのようになった。RGBと呼ばれて、若者に大人気なのである。
この人のTシャツも日本で買える。