空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ドラマ「正義の異邦人 ミープとアンネの日記」

ディズニー➕の無料お試しで視聴。

全8エピソード。

暴力シーンはないので、子供が見ても大丈夫。

実話を元にした物語。

アムステルダムにあるアンネフランクの父オットーの会社に、ミープという女性が働いていた。

彼女は家族ぐるみでアンネの一家と楽しく付き合っていた。

ところがある日、アンネの姉にユダヤ人の労働キャンプに行くように命令がくだる。

行ったら殺されるのは目に見えていた。

そのため、緊急に隠れ家に行くことになる。

荷物を持つと目立つので、ミープと夫はは何重にも衣服を着て、運ぶ。

アンネの一家はスイスに行ったことにして、忽然と消えた事になった。

ミープは隠れ家に住むユダヤ人8人に食料を運ぶ事になった。

ところが戦時中なので、食料切符が必要。闇で買うと高いし、ナチスに見つかると逮捕される。

また夫は、秘密のレジスタンスに加わる。

2年潜伏したある日、ノルマンディから連合軍がすぐそこまで上陸して来ているのに、密告者によってアンネの一家と隠れ家の住人はゲシュタポに見つかって連れ去られ、アンネの父以外、死んでしまう。

ミープは逮捕後ナチスが来る前に日記を拾い集め、保管していた。

生還したオットーは妻も娘たちも死んでしまったので悲しんでいたが、日記を手に取り、出版を決意する。

 

ミープは生い立ちが可哀想だった。ウイーンで生まれたが、飢餓に苦しみ餓死寸前でオランダに里子に出される。親から引き離せられる痛みを経験していた。

それで献身的にアンネ一家を助けたのだ。

アンネ一家の逮捕の時、ゲシュタポがウイーン訛りだったので、ミープは同郷のよしみで逮捕されずに済んだ。

全ての偶然が良い結果に結んだのだ。

 

戦後5年たって子供を産み、101歳まで生きた。

思い出のアンネ・フランク (文春文庫)