ダーチャ・マライーニというイタリアで大変有名な女流作家(1936ー)。
子供の頃2歳から9歳まで日本で暮らす。
1943年戦争中父親が京大で教鞭をとっていた時、両親が母国のファシズムに忠誠をするサインをしなかったというかどで名古屋の強制収容所に投獄され、終戦までの2年間飢えや寒さを体験する。
まるで北朝鮮かナチスの強制収容所みたいだ。
長島愛生園といい、我が国でこんな場所があったのかとショックで愕然とする。
看守である特高は残酷で意地悪。たべものを横流しし、自由を奪い、乱暴を働く。手紙を渡さない。
ダーチャや妹、両親の日記やエッセーから抜粋して時系列に書かれていた。
北大の宮沢レーン事件の事も、初めて知った。
イタリアの友人に聞いたら、ダーチャ・マライーニさんはよくテレビに出ている超有名な作家らしい。ノーベル文学賞候補になった事もあるとか。
今年ついに彼女は新刊「Vita mia/わたしの人生」を出版した。壮絶な収容所での体験記を書き残そうと思ったようだ。まだイタリア語だけのようだが、早く日本語に訳して発売してほしい。
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