空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ペンツ牧師の死

時計を一時間遅らせる。一年に2回早めたり遅らせたり、ややこしい。日本だったら一年中同じなのに。そのほうがずっといい。
朝から黒人教会へ。聖歌隊は今日新曲に挑戦した。ボウ・ウイリアムスの「センドミー・フリー」という曲だ。
この曲はコーダの前で一度止まって、そのあとですごく速くなって繰り返す。ところが、トンプソン牧師が知らないで、コーダの前で説教を始めてしまったので、その部分が歌えなかった。ピアノがとてもいいと何人もに言われた。家でよく練習してきたからだ。
礼拝後近くのモールでうろつき、4時に戻って壮年年次集会に出席。近隣の教会の壮年の人々も大勢招かれて来ていた。集会は盛会だった。夕食会もあって、ブラザー・ジェイと同じテーブルだったので、「ペンツ牧師の病気はどうなんですか?」と尋ねたら、「彼なら2ヶ月前に埋められたよ」と言うではないか!
「ってことは死んだんですか?」と思わず亡くなると言わずに死ぬと言う単語を使って聞いてしまう。誰も言わなかったから知らなかったのだ。礼拝の時に報告も無かった。週報にも載ってなかった。彼は54歳だった。糖尿病がある日悪化。昏睡状態に陥り、5ヶ月後に帰らぬ人に。子どもが3人いるのに連絡が取れないので探しまわっていた。彼の持っている電話番号リストのいずれも該当しなかったのだ。謎をいっぱい残したままの早すぎる死だ。私は彼に日本語を教えてあげた事もあるのだ。それにしてもなんと人の死に対してあっさりしているのだ。なぜ皆で噂すらしなかったのだろう。人の死はいつまでも話題にしてはいけないのだろうか。
夜、アンジェラの家とジョンの家に行く。