久々の休暇。本当は今週3日間自由な日があったのだが、ケーブル会社のせいでつぶれたのだ。
昨夜ジョンは自分のアドバイスのせいで私がジョージアに行かなかったと言い始め、気にしている。私はたとえだれからアドバイスされようとも、自分の判断に従って行動しているよ、と答える。ハープの練習、ホルストのジュピターの編曲、電球が切れたので買いに行き、映画を観に行く。「ラブソングが出来るまで」(Music and Lyrics)」だ。ヒューグランドは老けたと思う。画面にしわが大写しであった。ドリュー・バリモアもいつも同じ演技だ。途中で寝てしまう。ストーリーの展開がありきたりで、たいくつでつまらない映画だった。これだったら7ドル払って映画館に行くより、たまたまテレビでやっている時に観るくらいの価値しかなさそう。それよりドリューの姉役の女性がすごかった。大柄でグラマー、顔がすごい。鼻の穴が大きいのだ。見たことなかったが喜劇女優だろう。
谷崎潤一郎の細雪を読む。彼の生涯は何度も離婚したり、妻の妹や人妻に惚れたりして、かなりドロドロしている。でもこの細雪は面白く読んだ。この姉妹は私の祖父母と同じ世代だ。同じ関西で良く似た家庭環境だったから昭和10年代の風俗、女中さんや家の構造や人間関係、着物、乗り物、ホテルや店の名前など興味深く読んだ。
- 作者: 谷崎潤一郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1983/01/10
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