1年で1番嫌いだった日がやってきた。母の日である。
お母さんでなかった人は、その恩恵に預れない。その中に私も含まれる。
ところが、最近は少し考えが変わってきた。
「母である」というのは大変だ。責任は重いしお金は掛かるし腹の立つことも言われるし神経も使う。仕事としての勤務時間は24時間休みなしである。母の日以外子供たちから感謝されたり褒められたりすることもなく、報われることも滅多にないのではないか。
今年は母にお稽古用のバックと同じ模様のカートをプレゼントした。これは絶対他の人に「いいわねえ」と言われても「娘からもらった」と言ってはいけない、と釘を刺している。
なぜなら相手が子供のいる人とは限らないし、いても母の日のプレゼントを貰った人であるとは限らないからである。
子供からハワイ旅行プレゼントされた人だけ自慢してもいいよと言ってある。