ベンジャミンフランクリンの自伝。
1706年ボストンで生まれる。
清教徒の17人兄弟の15番目の息子である。
家が貧しかったので兄弟はみんな見習い奉公に出されたのだが、文字を覚えるのが早かったので、ボストンラテン学校(今もある)に入学。 1年生でトップになるが、貧しいこともあり10歳で学校を辞めさせられ、家の手伝いをする。兄が印刷屋を始めたので、見習いに行くが喧嘩して17歳で家出。フィラデルフィアで印刷の仕事を始める。
300年も前のボストンの様子や、家族のトラブルや家出した時の旅行の様子、何度も友達や信頼している人に裏切られて借金を負わされ、辛酸を舐めながら成長したエピソードがとても面白く読んでいて楽しかった。
彼は、印刷業、新聞社経営のみならず、郵便局のトップ、ペンシルベニア大学の設立、独立宣言に署名した1人としての政治家、避雷針等の発明家として非常に有名である。100ドル札に顔が印刷されている。
親が貧しくても愛情をかけて子供に何が1番良いか一緒に考えてあげるのが、立派なな大人にする重要なポイントだなぁと感じた。