やさしい猫ってなんのことだろうと思っていた。
これはこの本の登場人物である、在留期間切れのスリランカ人が主人公に語ったスリランカのお話だ。
お父さんとお母さんがいないと泣いているネズミたちがいた。
猫は自分がネズミの親を食べてしまったことに気がついた。
最後はネズミの子供たちを引き取って幸せに暮らした。
これはスリランカ人の夫が在留期間切れで収監され、裁判を起こすというストーリー。
猫はマジョリティ、ネズミはマイノリティを表す。
日本には、いろんな事情で国には帰りたくなくて強制送還を免れるため苦労している外国人が大勢いるんだなと初めて知った。
お勉強になった本だった。
図書館で8人待ちでやっと借りられて、私の後7人待っているそうだ。早く返さなきゃ。