私の住んでいる富田林という街、実は結構都会だと思っている。難波までたったの23分で到着する急行や特急が止まる南海高野線の駅があり、さらにその駅までも徒歩圏内！なんと、街の反対側には近鉄も通っていて、こちらを使えば30分で阿倍野橋に行けるという超便利な場所なのだ。街にはスーパーもたくさんあって、買い物に困ることなんてない。
でも、不思議なことに、他の人たちはこの街を「すごい山奥」と思い込んでいるらしい。そして、最寄り駅の金剛駅が金剛山のふもとにあると思っている人が多い。今年廃業となり全国ニュースにもなった金剛バスは、近鉄側住民にとっては命綱だった。それが廃止され、今ではまるで私も毎日金剛登山しているかのように思われている。そして、心配しながらも「あの人には言ってはいけない話題」と、全国の友達からはひそひそ噂されているようだ。
仕事で神戸に行ったときのこと。どこから来たかを聞かれて「富田林です」と答えると、決まって「ええ？？何時間かかりましたか？遠いところから」と驚かれる。私が何度「1時間で来ましたよ」と言っても、聞こえていない様子。
和歌山にも奈良にも30分で行けるし、神戸や京都だって1時間で行ける。どう考えても田舎ではないのだけどなぁ…。富田林の都会っぷり、もっと多くの人に知ってもらいたいものだ。
