こんなに多数のベトナム人を一時に見たのは初めてである。
ＢＵ（ボストン大学）のベトナム人クラブの主催によるベトナム人のパーティがあり、ボストンファンタジアというバンドのキーボード奏者として参加。サックスのJ一郎君の紹介である。
バンドのセットアップは２時間近くかかったので驚く。リーダーのヴァンは照明から機材まで一式大ホールで使えるだけ用意して来ている。驚きだ。彼は、相当お金持ちだ。グラフィックデザイナーは儲かるのだ。
彼のドラムにはすべてマイクが一本ずつ取り付けられた。シンセドラムも新しく買ったそうで使いこなしていた。
今日はイースター前の金曜日なので、カトリックの彼らはパーティで出た「春巻き」を絶対食べない。中に肉が入っているので１２時までは食べてはいけないそうだ。
イベントは獅子舞や太鼓に合わせて武術の披露、アオザイのファッションショーだった。またバオ・ハンという有名な歌手が今晩のためにカルフォルニアから来て１１曲歌った。彼女は非常に細くてスタイルが良くて笑顔が魅力的だ。バンド演奏は少し混乱していたがなんとか持った。
後片付けに２時間かけてチャイナタウンへ。ベトナム人１０人と丸いテーブルにすわり、大量の御馳走を一緒につつく。皆何言ってるのかわからないが、ゲラゲラ笑って楽しそうであった。多くの共通点を発見する。まず音を立ててスープをすする。次に、お茶を「チャ」と言う。ベトナムでもお箸を毎日使うそうで、ごはんとおかずを交合に食べていた。「付き合い」を重要視するところや食事の誘いに絶対断れないところは、まさしく日本のようだ。やはりアジアの文化だ、似通っている。帰宅したら２時半であった。
