空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

5時間の結婚式

子どもの頃のピアノの練習のように、嫌々ベトナムポップソングとテクノミュージックの練習をする。私のキーボードは古いので、新しいダンスミュージックの音が入っていない。90年代の音だ。だからバンドメンバーがシンセを買え買えという。ebay(日本で言う楽天みたいなオークション)だったら150ドルで買える、という。だが、ebayに出すような中古品なんて、古い音しか入っていないだろう。それに私は軽くなくちゃ嫌なのだ。自分で運べて、音が新しいもの、キーボードはそれに限る。でも練習は嫌だ。

ドーチェスターのチャウチャウシティへ。すべてスムーズに運び、始めて順番をあらかじめメールしてくれたものだから、きっちり順序をインデックスシールにして貼って行けた。
招待客は170人くらい。白人は3人確認。あとは全部ベトナム人。司会はベトナム語のみ。みな踊り狂い、一気飲み大会をやっている人々を2人の警官が見張っていた。まあ騒がしい事。それに、出て来る出て来るコース料理が、まず魚介類、揚げそば、肉類、野菜の炒めたもの、魚の包み焼き、最後に焼きそばが出て、ケーキと杏仁豆腐とフルーツだ。飲み物はペットボトルのコカコーラとスプライトとジャスミン茶。もちろんビール(ハイネケン)シャンパンだ。私は一通り少しずつ食べておなかが「もうやめて」と言ったので太田胃散を飲み、「もっと食え」と言うバンドメンバーに「ノーサンキュー」を繰り返し言う。皆親切でとてもやさしい。苦労してベトナムから出て来て移民した人々だ。美しいアオザイを着ている年配の女性、、しわが深く刻まれているお年寄りを見ると、どれほど苦労なさったかなあ、と思わずにはおれない。

スティーブ(ギター)に「ベトナムでも結婚式はこんなに長いの?」と聞いたら、「いいや、2日間に渡ってするから、もっと長いよ」とのこと。なんでも土曜日に新郎側のパーティをやったあと、日曜日の朝に花嫁を迎えに行って新郎側のパーティをするのだそうだ。スティーブの奥さんは家族全員ベトナムだから、アメリカとベトナムと計2回披露宴をやったそうだ。大変だ。