ジョンはあれほど嫌がっていたアラブ行きの出張が、避けられない事になり、朝６時の便でニューヨークへ。そして１１時のエチハド航空のファーストクラスに乗り込み、そこから携帯電話をかけて来た。「飛行機がまだ動かない、遅れているって」「きっとパイロットのお祈りの時間だからよ。スチュワーデスはアラブの民族衣装着てるの？」「今答えられない。後で教えるよ」とのこと。気温４０度のアブダビ、どんな旅になるだろう。
ピアノの生徒の楽譜を買いにニュートンセンターへ。店員は州立大学で日本語のクラスを取っているとか。
２人の生徒にピアノを教える。一人の子は中国蘇州の故郷へ旅をして帰ったばかり。「どんなものを見たの？」と尋ねたら、「大きなお魚をママが料理するのを見た」とのこと。しかもその魚には歯がはえていたとか。小さい子供にはすごい経験だ。
夜はドーチェスターへ。たった４曲に４時間かけて練習する。サウンドの研究をするように、とローランドのキーボードを貸してくれた。どうしよう......バンドメンバーは２台のキーボード用のでかいスタンドを購入してきた。私のためらしい。逃げられへん......困った。やるしかない...
