ソン・ミナさんという脱北者のインタビューを視聴。
まだ中学生の時に父を亡くした彼女は、お母さんも病気で寝込んだので、学校に行っている兄と弟を養うため行商を始める。
ある時良い仕事があると言われて、騙されて中国に連れて行かれ人身売買にブローカーに売られる。
ところが彼女は家族を養わないといけないので知恵を絞ってブローカーに気に入られ、家族の養女になる。
初めは泣いて暮らしていたが、テレビをみて中国語をマスター。4ヶ月で話せるようになり、北朝鮮の家族に連絡が可能になり、携帯電話も送る。
お兄さんがはじめに川を渡ろうとするが流されて行方不明になる。後で脱北した母と弟は命からがら韓国にたどり着く。
ソン・ミナさんも中国の警察に何度も捕まり、その都度助けられて、ラオス経由で一年後に韓国に渡る。神様に祈って奇跡的に助かった事もあった。
今は韓国の国籍を貰い、母と弟と3人で暮らし、大学に通っている。また脱北を助けてくれたキリスト教会のミッションを通じて、教会にも通うようになった。
番組の最後に、お兄さんに向かって呼びかけて、一緒に習っていたと言うギターを弾きながら会いたい気持ちを歌う。
涙なくして観られなかった。
お兄さんが生きていると良いな。
彼女の素晴らしいことは、助けられた全ての人に感謝していること、恐怖や悲しみを乗り越えて前向きな事。
あんなに苦労して来たのに、愚痴でなく感謝が口から出て来て、気品がある。
北朝鮮は国民にパスポートを発行し、外国と行き来できるようにして欲しい。
核兵器を解体して発電所にし、停電をなくして、国民が暮らし良くなるようにして欲しい。