空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

トロイの言い訳

朝、ブレイクからメールが来て、何度うまくいかなくてもメゲないところが君のいいところだよ、と励ましてくれる。日中はジングルの営業と作曲、練習室を取りにバークリーへ行くことに費やす。昨日会社の担当者から言われたことを教訓に、ジングルのアナライズをしようと決意、毎日1時間半、特定のFMステーションを録音、サンプルを採取して譜面を作成、分析して次に役立てようと思う。
ゴスペルクワイヤの練習の後再びバークリーへ。206の部屋でウエディングバンドの練習をする。
イサック以外のレギュラーメンバーに、ブライアンが途中から参加。彼は自分で自分の運を切り開く能力のあるすごい子だ。「仕事を取って来てくれたら」一緒に歌うことになり、初めてリハーサルに呼ばれた。音程に敏感なブレイクと、低いレベルとプレイしたことのないファクンドが気分悪そうであった。でも彼は一生懸命歌ってくれた。ドーンとデュオをしたのだ。
驚いたことに終わり5分前にトロイが入って来て、マイクを取り、歌い出した。彼は「何でこの間レコーディングに来なかったの?」と問うと、「教会のお年寄りの女性がなくなったからお葬式に行ってたの」と答えた。この間は確かお母さんが病気だったのだ。その前も同じ理由だ。言い訳をする時の彼の神妙な顔つきがおかしくて演奏中も笑いが止まらなかった。
彼は私たちのバンドの幽霊会員で、とっくに首になっている。でもすごいうまい。突然入って来てかきまわしたのでドーンが気を悪くしていた。ブライアンもトロイも19歳なので図体はでかいが床の上に寝転がったり走り回ったりする。
12時にリハーサルが終わり、マレーシア料理のお店で2時までドーンとブレイクでおしゃべりする。野菜の酢漬けを食べる。なんとブレイクのおごりである。