うちの車は事故から３週間も経っているのに、今だに修理すら開始されていないらしい。アルメニア人の修理工はまだ写真を撮って保険会社と交渉せなあかんと言い訳している。車がないと仕事に行けないのよ、レンタカー代カバーしてないしね、と訴える。もし今度事故にあったら、査定に来る日に修理屋を予約しよう。そして、徒歩で５分以内に３軒も修理屋があるんだから、ウォルサムなんて遠いところに知り合いのつてで頼んだりせんとこう。まあうちは駅からもスーパーからも遠くないし、仕事に連れてってくれる友達もいるし、今のところは文句は言うまい。
今月ボストンポップスのツアーでチューバを吹いていた人が来たので話を聞く。このオーケストラは移動の際、楽器を運んでくれるそうだ。泊まるホテルもハイアットで個室が与えられるとの事。豪華だ。ボストン交響楽団とボストンポップスの違いについて尋ねたところ、ポップスのメンバーは交響楽団の主席が抜けていて、契約が別なんだとの事、また独立記念日の花火大会の時にハッチシェルで演奏するオーケストラは完全な「寄せ集め」なんだそうだ。ポストン響の主席トランペットのチャールズ・シュリューターはついに辞めることになったらしい。彼は居眠りするので有名だったのだ。お客をハラハラさせるが、自分の出番になったらちゃんと目覚めて吹き始めるのだ。いったい何百人の新人トランペット奏者が新しいポストを狙ってオーケストラのオーディションを受けに来るのだろう。
